フランス(10)セーヌ川とトーマス・ジェファーソン

今回のいい町は・・・
フランス(10)セーヌ川とトーマス・ジェファーソンです♪

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彫刻家カミーユ・クローデルも眺めたであろう
パリを流れるセーヌ川

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私もセーヌ川沿いを散策してみました

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クルージング船がたっくさん

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ブキニストと呼ばれる古本屋もいたるところに
あります

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ガラクタのようなものまで並んでいたりしますが・・・

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私の目に留まった一枚は建設中のエッフェル塔

私も大好きなパリのシンボルですが、建設当時は
景観にそぐわないと不評だったそうです

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ルーブル美術館が見えてきました

王家の美術品や書籍の所蔵場所を16世紀に
フランソワ1世が宮殿に改修

その後フランス革命によってコレクションを
市民に公開するようになりました

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ロダンの地獄の門やカミーユ・クローデルの作品、
ミレーの落ち穂拾いが展示されているオルセー美術館

元は宮殿をイメージして造られたオルセー駅でした

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ブルボン宮国会議事堂です。

パリ文化遺産公開の日では人気第2位だそうです

とっても美しい内装を私も見てみたいです

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アメリカ第3代大統領、トーマス・ジェファーソン
立像を発見

パリにアメリカ人???と思いましたが・・・

彼はフランス革命の年まで、駐仏アメリカ大使
としてパリに滞在し、フランスびいきのフランス通
としてパリ社交界で大人気だったそうです

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アメリカ本国からの再三の帰国要請にも応じずに、
フランスに留まりフランス革命時の「人権宣言」の
作成にも深く関わったとか!

アメリカでの独立宣言文の草案作成者としても
有名ですね

フランス革命時、革命派の重要拠点であった
ブルボン宮のすぐ近くに立つジェファーソン

フランスにとっては特別な存在なのでしょうね

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地獄の門とカミーユ・クローデル

今回のいい町は・・・
地獄の門とカミーユ・クローデルです♪

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上野の森にある国立西洋美術館の広場には

ロダンの有名な作品・地獄の門(レプリカ)があります

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叙事詩「神曲」に登場する地獄の門です

「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」
ロダンはこの作品では絶望よりも・・・

人間の欲望、人生の悲惨を見つめた上で、
それを生きることが人生だといっています

 ちょっと難しい話に聞こえますね・・・

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ですが、この地獄の門はロダンの人生そのものでした。

作品の中には、彼を取り巻く人間模様も描かれています

ロダンには、美貌と才能を秘めた魅力的な弟子
いました。

カミーユ・クローデル

ロダンは妻子がいながら、彼女を愛しました。
妻子は安らぎであり、彼女は刺激的な存在でした

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カミーユは、その愛にこたえるように彼のために
尽くしました

ロダンの代表作「カレーの市民」はカミーユのアイデア
によって造られたものでした

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ところが彼女の努力は報われませんでした

彼女の名は伏せられ、それどころか・・・
彼女の作品はロダンのモノマネと酷評されて
しまったのです。

ロダンは何を考えていたのでしょう・・・

その答えを示すようにロダンは内縁の妻の元へ
帰っていきました

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失意のカミーユ

すべてを失った彼女は心の病にかかり、
人知れずこの世から去ってしまいました

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晩年、ロダンは人生の報いのために、
死期が近づいた妻と正式に結婚をしました

9ヵ月後、自身の死が近づいた時
「パリに残した、若い方の妻に逢いたい」
と言い残しました。

カミーユへの懺悔をしたかったのでしょうか・・・

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運命に操られる人間の悲惨さや、地獄に堕ちた
呪われた魂の不幸、成就せぬ愛の苦悩や官能・・・

「地獄の門」は未完成に終わりました

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シュノンソー城カトリーヌの姿を見たとき
ロダンの地獄の門を思い出しました

カトリーヌも複雑な関係に翻弄された人生でした

それでも彼女は強く生きましたね


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ロワール(12)シュノンソーでワイン

今回のいい町は・・・
ロワール(12)シュノンソーでワインです♪

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とってものどかな雰囲気のシュノンソー城

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リスが駆け回っていたり

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ロバや・・・

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かわいい見学者もいっぱいいました

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街もおとぎ話に出てきそうな建物がいっぱいでしたよ

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私もロワール地方産のワインを試飲&購入

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旅の思い出になりますね♪

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ロワール(11)権力者 カトリーヌ

今回のいい町は・・・
ロワール(11)権力者 カトリーヌです♪

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イタリア・メディチ家から嫁いできた王妃カトリーヌ
嫁入り道具も豪華です

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当時のフランス家具はとっても質素で地味でした

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そんなお嬢カトリーヌですが、夫アンリ2世
死後思わぬ方向へ・・・

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シュノンソー城愛人ディアーヌから取り戻した
カトリーヌは夫のアンリ2世が早死にするので、
その後王位を継ぐ、フランソワ2世、シャルル9世、
アンリ3世の母后として権力を振います

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カトリーヌの書斎はフランスの中枢であり、
実質ここで政治を動かしました

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カトリーヌが内装を変え、天井にはカトリーヌの
2Cマークがあります

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彼女はフランス革命に次ぐ大内乱「宗教戦争」を
迎え、多難な舵取りをすることになります

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ロワール(10)カトリーヌの持ち込んだイタリア文化

今回のいい町は・・・
ロワール(10)カトリーヌの持ち込んだイタリア文化です♪

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ルネサンス期フランス国王・フランソワ1世は、
自国の勢力拡大のために、当時ルネサンスの
火付け役として急激に勢力を拡大していた
イタリア・フィレンツェのメディチ家の娘
カトリーヌ・ド・メディチと、自分の息子アンリ2世
政略結婚させました

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今ではといえばフランスと言われますが、
当時はただの田舎でした

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洗練されたイタリア文化の中で育ったカトリーヌ
とって、ただ肉を焼いただけ、簡単に煮込んだ
だけの料理を手づかみで食べることは野蛮で、
耐えられるものではありませんでした

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そこで、彼女は故郷から100人のシェフ
豊富な食材を持ち込み、ナイフやフォーク
普及に一役かったのです

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メディチ家の料理人により、フランス料理の基礎
つくられたとも言われています

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トリュフや、フランスといえば・・・なマカロンも
カトリーヌが持ち込みました

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シャーベットを作る技術や食品を冷蔵する技術
ワインを冷やして飲むこと、テーブルマナー
乾杯の儀礼もカトリーヌがたらしたものだとか

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シュノンソー城の地下に降りると広々したキッチンが
あり、機能的なオーブンや様々な工夫を凝らした
調理器具がありました

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時計仕掛けのロースターなど、当時のフランス
では考えられないようなハイテク料理器具
たっくさん

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カトリーヌは本当に色々なものをイタリアから
フランスへ持ち込んでくれたのですね

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ロワール(9)シュノンソー城(3)

今回のいい町は・・・
ロワール(9)シュノンソー城(3)です♪

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シュノンソー城見学でふと足が止まった部屋は
この礼拝堂です

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柔らかな光が差し込む中で多くの女性が
この場所で祈りを捧げたことでしょう

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このステンドグラスは新しいものです

第二次世界大戦中、シュノンソー城からわずか2キロ
の地点に爆弾が落とされました

その爆風によりステンドグラスが割れてしまったので
1955年に設置されたのです

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しかし、フランス革命のときにはシュノンソー城
破壊や略奪を免れたそうです

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当時の女城主・デュパンさんは周りの農民たちに
敬愛されていたため王朝時代の家具などが
今でも残っています

この壁掛けはシュノンソー城ができるよりも前
15世紀のものですが500年たってもキレイな
ブルーですね

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ジャン・ジャック・ルソーはデュパン夫人の秘書になり、
彼女の息子の家庭教師をつとめ、教育論「エミール」
を書きました

「この美しい場所でみな楽しく時を過ごした。
ご馳走をたくさん食べ、私は修道士のように太って
しまった。
私たちは音楽を演奏し、芝居の朗読をした。
私は庭園の中のシェール湖畔の道から題名を
取って、<シルヴィーの道>という韻文のオペラを
作曲した。」

と、シュノンソー城での満ち足りた日々のことも
書き残しています

※シャルトルブルーはどんな色?はこちら↓
http://e-tera.net/Entry/474/

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ロワール(8)シュノンソー城(2)

今回のいい町は・・・
ロワール(8)シュノンソー城(2)です♪

ロワール渓谷の城は、そのほとんどが王侯貴族が
狩りのために造った別荘でした

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フランソワー1世も、その目的でシュノンソー城
所有しました

そして・・・

後を継いだアンリ2世は親しい女性に城を
渡しました

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20歳年上の女性
ディアーヌ・ド・ポワティエです
 

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フランソワ1世に仕えたディアーヌ・ド・ポワティエは
息子・アンリ2世の教育係でした

そして、いつしかアンリ2世と深い関係となり、
アンリ2世の愛情を一身に受けました

 
 

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ディアーヌ・ド・ポワティエはアンリ2世のよき理解者
でもありました

なんと・・・
二人の関係はアンリ2世が結婚しても続きました

 
 

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国王アンリ2世のH
王妃カトリーヌのC

二人を表す頭文字のデザインを重ねると・・・・
 

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ディアーヌ・ド・ポワティエの頭文字
「D」が現れます

三人の奇妙な関係は王妃カトリーヌを悩ませました

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ディアーヌ・ド・ポワティエ
彼女の地位はゆるぎないものと思われましたが・・・

20歳年下の国王アンリ2世の死によって
あっけなく終焉を迎えてしまいました

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ディアーヌ・ド・ポワティエの寝室です

王妃カトリーヌはアンリ2世がディアーヌ・ド・ポワティエへ
贈った品々のリストを作りすべてを返還させました

そして、彼女を城から追い出してしまいます
 

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寝室の暖炉には彼女を見下すように、喪服姿の
王妃カトリーヌの肖像画が掲げてありました
 

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王妃カトリーヌはディアーヌ・ド・ポワティエの
色をことごとく消していきました

ディアーヌ・ド・ポワティエが造った庭園の横に
王妃カトリーヌは新たな庭園を造成しました

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ディアーヌはセンスがよく、城や庭のデザインも
手がけたそうですが、カトリーヌにより城と庭園を
つなぐ橋は見事な三階建の建物と生まれ変わりました

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一階の廊下は第一次世界大戦中、負傷兵の
治療所として使用されたそうです

 
 

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カトリーヌが操り人形のような生活から解放
されたとき、残念なことに愛する夫はもう
この世にはいませんでした

ただ、この苦しみや悲しみが、後に彼女が
活躍した原動力になったかもしれませんね

シュノンソー城を美しい城にしたのは
彼女たちの愛憎の歴史だったのでしょうか

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ロワール(7)シュノンソー城(1)

今回のいい町は・・・
ロワール(7)シュノソー城(1)です♪

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フランソワー1世、息子のアンリ2世が所有した
ロワール渓谷シュノソー城

ここは妃が住む館でした

歴代の主が女性であったことから
「6人の奥方たちの城」と呼ばれています

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シェール川の水面に立つシュノソー城

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橋を渡って城内へ

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戦とは無縁の城はきれいな庭に囲まれています

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春のやさしい日差しの中、川辺でくつろぐ
人々がいて、静かな時が過ぎていきます

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シュノソー城には菜園もありました

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寒い冬、暖炉にくべた薪が城内を暖めて
くれるのでしょう

でも広いから暖めきることができたのかしら

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この城は、多くの人に守られて
歴史を今に伝えています

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その歴史はのどかな風景とはかけ離れた
ものでした

城内に刻まれた人間模様が人々を
この城へと誘います。

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京都土産は梅園のみたらし

今回のいい町は・・・
京都土産は梅園のみたらしです♪

今日はとってもおすすめのお店を紹介します

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京都を訪れたら必ず立ち寄るのが河原町三条に
ある甘味処の梅園です

かき氷やあんみつもおいしいけれど、
一番はこのみたらし

やわらかくって小さいので何本でもイケます

河原町店、清水店とありますよ

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京都 スコルピオーネ吉右

今回のいい町は・・・
京都 スコルピオーネ吉右です♪

今日は京都でランチを頂いたお店の紹介です

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生ハムイチゴの爽やかな前菜から始まり~

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生ウニのタリアテッレ

きしめんラブなのでタリアテッレも見つけたら
飛びついちゃいます

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魚へんに春と書く鰆

冬ざわらはこの時期でも脂がのっています

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あーが待ち遠しいですね

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窓際席からは鴨川が望めます

春の桜、夏の涼しさ、秋の紅葉に冬鳥の戯れと
四季を通して楽しめそうです

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スコルピオーネ吉右は団栗橋のたもとにあります

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